数年に一度、胸を深く抉る映画と出会うことがある。 それは生じた感情をすぐさま言語化して割り切れるようなものではなく、ましてや感動の涙を流してリフレッシュする類のものともまったく違う。 『ヒンド・ラジャブの
ミュージシャン、ミュージックビデオの監督・撮影など、フィンランドでマルチに活躍してきたヘッラ・ウルッポ。 そんな彼が、自身の離婚という喪失を基に長編映画監督デビューを飾った。 彼と共に映画を作り上げたのは ※本記事は物語の核心に触れているため、映画未見の方はご注意ください。 出っ腹で薄毛の石油王を演じるトム・クルーズが、テキサス訛りでまくし立てる。
予告編を観た段階で、筆者は『DIGGER/ディガー』(2