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第三次世界大戦を告げる冒頭から縦横無尽に展開、「言葉による圧倒的な力業」を堪能―古川 日出男『夏迷宮』江國 香織による書評(ALL REVIEWS)

Fri August 07 • 09:00 PM • 3 min read • 871 views
第三次世界大戦を告げる冒頭から縦横無尽に展開、「言葉による圧倒的な力業」を堪能―古川 日出男『夏迷宮』江國 香織による書評(ALL REVIEWS)
◆母娘テーマ、落胆の種、象徴殺人への道 消えた猫、失(な)くした顔、境界越え、秘密の通路、地下世界、脱出口、象徴殺人、動物寓話(ぐうわ)といった村上ならではの要素が絶妙な形で再構成されている。 単独の 難病「レックリングハウゼン病」によって、顔に腫瘍ができ、歩行には装具を必要とする村上泰大さんの三男・魂児さん。 幼い頃から周囲の心ない視線に傷つきながらも、小学6年生にして自身の病気についてSNSで発信 カーカキンキンカーキンキンとリフレインするCMがおなじみの河内家菊水丸さん。 約15年前、がんが見つかり、声帯を切除して生きるか、声を出すために余命半年を選択するかの二択に、一度は余命半年を選びます。

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