他愛もない会話をしながら、家族で黄昏時の公園を歩く——何気ない日常の風景だが、夫と娘から2歩、3歩…
いや、5歩近く後ろを歩く妻の姿が、その時は少し奇妙に映った。 だが、″騒動″を知った後に見れば、その 自分が生まれ育った町について書くことは、自分が獲得したわけではないものについて書くようで気恥ずかしく思っていた。 変わりゆく地元に対して、愛憎半ばの感情もある。 だが、もう良いのかもしれない。 四十年以上
やっぱりみんな、京都と鎌倉が好きなのだと思う。 何度も語られてきた街なのに、あらたまって誰かの話を聞くと、また別の入り口が見えてくる。 喫茶店で何もしない時間、昔からある甘いもの、旅の終わりに食べる洋食